一押しの朝乃山が新大関になりました。
おめでとうございます。
近畿大学出身者としては横綱旭富士以来の大関です。
無観客の大阪場所での成績が評価され新大関に昇進しました。
後半の2横綱戦での連敗で場所後の昇進はないと思われましたが見事昇進です。
番付上の問題もあり見事新大関です。
そうです、千秋楽の対戦相手大関貴景勝が7月場所で角番です。
もし貴景勝が5月場所でも負け越して大関が不在になるなんてありえません。
大相撲の世界では横綱はいなくても大関は必要なのです。
昔は大関が最高位だったのです。
横綱はあくまでも名誉職だったのです。
貴景勝大関陥落=大関不在なんて事はないのです。
番付編成でひとり大関から二大関に!
新大関朝乃山!
朝乃山関新大関昇進おめでとうございます。
本当に万々歳です!
新三役からの3場所通過での大関昇進!
新大関朝乃山!
元大関の照ノ富士の2場所に次ぐ3場所でのスピード大関昇進です。
昨年9月場所を10勝5敗の成績で2回目の殊勲賞を受賞。
翌11月場所で新小結に昇進。
この場所も11勝4敗の好成績をあげました。
又、年間最多賞も達成。(55勝での受賞は史上最低記録)
今年に入り1月場所で新関脇に昇進。
富山県出身では1986年9月場所の琴ケ梅以来戦後3人目。
高砂部屋からは2007年の朝赤龍以来でした。
その1月場所で10勝5敗の成績。
役力士での勝利数21勝とし3月場所を迎えておりました。
12勝すれば役力士3場所で33勝。
大関昇進の目安となる勝利数でした。
あくまでも目安の勝利数で大関昇進の規定はありません。
12日目4場所連続の二桁勝利。
13日目に2敗同士の横綱白鵬に敗戦。
翌14日目横綱鶴竜戦でも敗戦。
この時点で12勝は出来ない星勘定になりました。
千秋楽は先輩大関の貴景勝戦で勝利。
11勝4敗の成績をあげました。
反対に貴景勝は負け越し、5月場所は角番となりました。
その貴景勝が来場所も負け越ししたら大関不在の7月場所。
そうならない様に32勝での朝乃山の大関昇進が決定。
朝乃山関にはつきもありました。
3月場所は貴景勝の一人大関でした。
その貴景勝が朝乃山に負け5月場所は角番です。
昇進には運もあります。
大関昇進の規定はありませんが役力士3場所で33勝以上。
朝乃山は4場所連続での10勝以上の好成績と力を付けて来ています。
運が無ければ大関昇進は難しいかも知れません。
横綱白鵬も朝乃山を自分の後継者などとも言っておりました。
組んでも離れても相撲が取れます。
また、右四つの型があります。
左上手を取ればなんとかなります。
上手の位置が問題がありますが・・・
新大関朝乃山がんばれ!
学生相撲出身の大関は琴光喜以来13年ぶり!
高砂部屋の師匠元大関朝潮も近畿大学出身です。
朝乃山も近畿大学出身です。
旭富士(現・伊勢ケ浜親方)以来の近畿大学出身の大関誕生となりました。
学生相撲出身の関取はたくさんいます。
しかし、その中から大関に昇進したのはわずかです。
朝乃山以前に大関に昇進したのは琴光喜です。
日本大学出身の元大関琴光喜。
確か野球賭博問題で解雇されています。
朝乃山の大関昇進で13年ぶりの学生相撲出身の大関誕生となります。
かなりの学生相撲出身者がいますが最高位横綱が二人。
大関に昇進したのが横綱に昇進した二人を加えても七名。
朝乃山が8人目の昇進になりました。
横綱の二人は輪島と旭富士。
旭富士は朝乃山と同じ近畿大学の出身です。
朝乃山も先輩の旭富士関のように横綱を張れる様頑張ってほしいものです。
朝乃山の出身地富山県の大関昇進は111年ぶり!
富山県出身の大関は111年前の太刀山以来です。
その太刀山はのちに横綱に昇進しています。
朝乃山も横綱を張れればいいと思います。
朝乃山は富山商業高校出身です。
「大関の名に恥じぬよう、相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力します。」
と口上を述べました。
「愛と正義」は母校の校歌にも入り同校の教育目標の柱です。
母校富山商業高等学校の相撲部で鍛えられた朝乃山らしい口上だと思います。
あくまでも富山県を愛し相撲道をまい進する朝乃山です。
無観客の大阪3月場所。
二人の恩師が見守っていたのではないでしょうか!
富山商業の故浦山英樹監督・近大の伊東勝人監督の二人が・・・
朝乃山英樹を応援していたと思います。
浦山先生は朝乃山の角界入りを楽しみにしていました。
近畿大学卒業時お前の帰ってくる場所は富山にはない。
と言って朝乃山の角界入りを勧めていました。
そんな先生のおかげで新大関になった朝乃山です。
まとめ
師匠の大ちゃんこと元大関朝潮 太郎(現高砂)。
師匠と同じ地位まで登ってきた朝乃山。
そして廃業した元横綱朝青龍。
みんなの思いをもらって大関に昇進した朝乃山。
師匠の定年前に同じ地位まで昇進を果たすことができました。
部屋の歴史か「一生懸命」という同じ文句を口上に入れました。
師匠も大関昇進時に朝青龍も大関・横綱昇進時に使った文言。
高砂部屋の伝統が朝乃山にも引き継がれました。
富山を愛する朝乃山は部屋の伝統の名跡「朝潮」は名乗りませんでした。
もう一つ上の地位があります。
そうです横綱です。
朝乃山は新大関に昇進しましたがまだ目指すものがあります。
角界の最高位横綱昇進です。
師匠の定年前(今年12月)に最高位を掴むよう頑張ってください。
大関昇進!そして2場所連続優勝!
なんてことがあれば横綱昇進も見えてきます。
年内はまだ四場所あります。
今年はまだ始まったばかりです。
あっという間に横綱なんて考えております。
目指せ最高位横綱!