平成29年初場所で初優勝し、場所後横綱に推挙された
田子ノ浦部屋の新横綱・稀勢の里は2場所連続優勝は可能か?
気になりましたので調査しました。
新横綱稀勢の里とは
19年ぶりに日本出身の横綱が誕生しました。
実に1998年5月場所後の若乃花勝以来の横綱です。
新横綱:稀勢の里寛
本名:萩原 寛(はぎわら ゆたか)
生年月日:1986年7月3日(30歳)
出身地:茨城県牛久市(出生地は兵庫県芦屋市)
2歳の時に茨城県龍ヶ崎市に転居。
所属部屋:田子ノ浦部屋(入門時は鳴戸部屋)
身長・体重:188cm・175kg
小学校・中学校時代は野球少年でした。
龍ケ崎の中学では投手。
常総学院などの強豪校からの勧誘もあった。
現楽天の美馬 学との対戦もあったみたいで今でも交流があります。
中学3年の時に元横綱隆の里の鳴戸親方の勧誘で鳴戸部屋に入門。
入門時は大器と見込まれ若の里(現・西岩)の付き人となり、
連日激しい稽古に取り組んだみたいです。
十両昇進は貴乃花に次ぐ年少2番目の17歳9ヶ月。
新入幕も貴乃花に次ぐ年少2番目の記録・18歳3ヶ月。
2011年11月場所前に師匠の鳴戸親方(元横綱・隆の里)が急逝。
大関昇進:2011年11月場所後大関に推挙される。
新入幕から所要42場所は史上5位のスロー出世。
2016年:史上初の優勝無しで年間最多勝。
日本人力士の年間最多勝は98年の横綱若乃花以来です。
2018年1月場所で初優勝し横綱に推挙される。
初土俵から89場所目の優勝!
大関昇進後31場所での優勝!
どちらも歴代最も遅い記録となりました。
優勝次点12回:12回の準優勝があります。
なかなか優勝の出来ない大関。
上に強く下に弱い!
そんな、新横綱稀勢の里です。
新横綱で優勝したのはたった3人!
稀勢の里は新横綱で優勝できるのでしょうか?
1場所15日制になった1949年以降31人が横綱になっています。
稀勢の里は32人目の横綱。
昇進翌場所に優勝したのはたった3人だけです。
大横綱大鵬・貴乃花それに元師匠の隆の里。
13勝以上挙げた横綱も彼らを含め6人だけです。
10勝未満は6人もいます。
史上最高の優勝回数を誇る横綱白鵬も優勝は出来ませんでした。
かなりの重圧がかかる場所となることでしょう。
ましてや19年ぶりの和製横綱です。
国民の期待も大きくなっております。
雑念を押さえて優勝できるのでしょうか?
2場所連続優勝の基準を満たさず横綱に昇進した稀勢の里。
3月場所で実力を見せられるのでしょうか?
入門時の師匠は全勝優勝
稀勢の里が入門した鳴戸部屋。
鳴戸部屋の親方は横綱隆の里。
先代の二子山親方(初代若乃花)の部屋で稽古を積んだ鳴戸親方。
初代若乃花は土俵の鬼と言われた方です。
その部屋で稽古を積み、横綱になった鳴戸親方。
その流れを組む鳴戸部屋。
その部屋で稽古を積んだ稀勢の里。
鳴戸親方は新横綱で優勝しました。
それも、全勝優勝で・・・
又、横綱貴乃花も同じ二子山部屋で育った父先代貴ノ花の息子。
新横綱稀勢の里もその流れをくんでほしいと思います。
場所前の稽古でケガをした影響は?
稀勢の里は春場所前の稽古でケガをしました。
出稽古に来ていた嘉風との稽古中左のこめかみの下に裂傷をおいました。
11針を縫うケガでしたが翌日から、ぶつかり稽古などもしております。
NHKの専属解説者舞ノ海秀平によれば、
ボクシングの偶然のバッティングと同じで、
なんともないですよとのことです。
ここ何日間かの稽古でも何ともないような感じで稽古しておりました!
昔から猛稽古をしております。
ちょっとのケガでもあまり関係ないみたいです。
まとめ
よくよく考えてみれば、大鵬も貴乃花も隆乃里も二所ノ関一門です。
猛稽古の一門です。
ですから新横綱で優勝をしているのが同じ一門。
当然の結果のように思えます。
結果は後から付いて来ます。
猛稽古で育った新横綱稀勢の里!
おのずと結果は後から付いて来ると思います。
新横綱になるまでの期間、稀勢の里には休場はありません。
ケガをしても出場しております。
今までにないタイプの横綱です。
ケガにも強く、準優勝も12回です。
実力派だと思います。
全理事長の北の湖さんの相撲を見ているみたいです。
憎たらしいくらい強かった北の湖さんの相撲!
そんな相撲を取ってくれそうな新横綱稀勢の里です。
何となく、現役時代の横綱北の湖さんに似ているような気もします。
頑張れ新横綱稀勢の里!